
夜のゲームが睡眠を妨げる理由
Calmoon睡眠ラボでは、「睡眠・休息を科学する」をテーマに、睡眠に関する科学論文を研究しています。そのなかから、あなたの生活にすぐ役立つ情報をピックアップしてお届けします。

「あと1戦だけ…」そう思いながらゲームを続けて、気づいたら深夜2時。翌日は寝不足で仕事に集中できない…こんな経験、ありませんか?実は、夜のゲームが睡眠を妨げる理由は、単に夜更かしするからだけではないんです。
ゲームが脳を興奮させるメカニズム
ゲーム、特に対戦型のゲームをプレイしていると、脳が強く刺激されます。敵を倒したとき、レベルアップしたとき、勝利を収めたとき。こうした瞬間に脳内では興奮を促す物質が分泌され、心拍数も上がります。
この興奮状態は、すぐには収まりません。ゲームを終えてベッドに入っても、脳はまだ「戦闘モード」のまま。リラックスして眠りにつくための準備が整わず、寝つきが悪くなってしまうのです。
ブルーライトが体内時計を狂わせる
夜遅くにゲーム画面を見続けることで、もう一つの問題が生じます。それがブルーライトです。
スマホやテレビ、ゲーム機の画面から発せられるブルーライトは、脳に「今は昼間だ」という信号を送ってしまいます。すると、睡眠を促すホルモン「メラトニン」の分泌が抑えられ、眠気を感じにくくなるんですね。
理想的なのは、就寝の1時間前には画面を見るのをやめること。どうしても難しい場合は、ブルーライトカットフィルターを活用するのも一つの方法です。
睡眠リズムが乱れる悪循環
夜遅くまでゲームをしていると、どうしても就寝時刻が遅くなります。でも翌朝は学校や仕事があるため、起床時刻は変えられない。結果として、慢性的な睡眠不足に陥ってしまいます。
この不規則な睡眠パターンが続くと、体内時計が乱れて、ますます眠りにくくなる悪循環に。週末に寝だめしても、なかなか回復できないんです。
研究によると、青少年の睡眠不足は、学業成績の低下や日中の眠気、集中力の低下につながることが分かっています。
ゲームを楽しみながら睡眠も守るコツ
「じゃあゲームはやめなきゃいけないの?」いえいえ、そんなことはありません。大切なのは、上手にコントロールすること。
まず、ゲームをする時間帯を決めましょう。就寝の2時間前までには終わらせるのが理想的です。タイマーをセットして、「この時間になったら終わり」というルールを作るのも効果的ですね。
また、対戦型の激しいゲームよりも、パズルゲームなど比較的穏やかな内容のものを夜は選ぶのも一案です。興奮度が低いゲームなら、睡眠への影響も少なくなります。
寝る前のリラックスタイムを作ろう
ゲームを終えたら、すぐにベッドに入るのではなく、リラックスする時間を設けましょう。軽いストレッチをしたり、温かいお茶を飲んだり。こうして心身を落ち着けることで、スムーズに眠りにつけるようになります。
ゲームは楽しい娯楽ですが、睡眠も私たちの健康を支える大切な時間。両立させるために、自分なりのルールを見つけてみてくださいね。
参考文献
- Sleep and use of electronic devices in adolescence: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25643702/
- The effect of presleep video-game playing on adolescent sleep: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20411697/
- Sleep and new media usage in toddlers: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30652219/
この記事は参考情報です。健康に関する相談は専門家にご相談ください。
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